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「大阪都」構想で橋下市長

「職員が話すのは控えよ」


 大阪市の橋下徹市長は22日、同市をつぶす「大阪都」構想について、「市民に対する説明の責任は市長にある」と述べ、市職員に対し「個別の職員が『あーでもない。こーでもない』と言うのは控えるべきだと伝えた」と話しました。市役所で記者団の質問に答えました。

 橋下氏は「都」構想の設計図について「大都市局が所管しており、他の部局が答える話じゃない」と述べ、現場の職員からの異論や現実的な懸念が表に出ないよう、けん制。大都市局の情報提供のあり方についても整理する意向を示し、大阪市民を対象とした「都」構想の住民投票に向けて「住民に提供する情報は僕が責任をもって中立公平にまとめたものを出していく」などと話しました。

 また、報道陣に対しては「皆さんにきちっとした情報提供の能力はない。住民投票を惑わすと思っている」などと語りました。

(2015年1月24日付しんぶん赤旗)