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議員招き「都」構想議論

大阪西淀川区地域振興会が集会


 大阪市を解体して五つか七つの特別区に分割する「大阪都」構想について、西淀川区地域振興会が17日、同区選出の府・市議から見解を聞く集会を区内で開きました。町会のよびかけで知った人など80人が参加。「絶対反対してほしい」「佳民投票までもって行ったらあかん」との声が相次ぎました。

 同地域振興会は、区内全14の連合振興町会で構成しています。

 集会には日本共産党の北山良三市議、自民府・市議、公明市議が参加。岩見勝馬地域振興会会長のあいさつのあと、それぞれ見解を表明しました。

 自民党は府連作成の「都」構想DVDを上映し、「大阪市を解体しなければ解消できない二重行政はない」と反対を表明。公明党は「『都』になった途端に財政破綻する危険性がある。党として『都』構想に反対はしていないが、今のままでは賛成できない」と述べました。

 参加者からは「都」構想の中身のひどさに憤る発言が次々。「(特別区への移行の賛否が問われる)住民投票まで持っていかないよう頑張ってほしい」との激励に、北山氏が「『維新』以外が反対すれば議会で否決できる」と答えると、「公明党がはっきりしたらええねん」と共感の声が上がりました。

 会場から「『維新』議員にこそわれわれの声をじかに聞いてもらわなければいけない」「若い人たち向けの説明会が必要だ」との発言がありました。

 参加した女性は、「都」構想について「絶対反対。お金がかかりすぎます。議会の段階で阻止してほしい」と話していました。

(2014年1月23日付しんぶん赤旗)