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予算議会を終えて

大阪市会議員団団長 下田敏人

 

 今度の予算議会の眼目は、かつてなく厳しい経済状況の中で、しかも、自公政権の悪政の下、大阪市をして市民の福祉の増進につとめるという地方自治体本来の役割をいかに発揮させるか、そうして、平松市長の提案する「経費削減の取り組み」を撤回させ、市民の切実な要求を例え一つでも二つでも前に進めることができるのかどうかという点にありました。

 私共、議員団は、こういう認識のもと、開会に先立って、各市民団体の皆さんとの懇談会を開催し、様々な要望、意見を拝聴して、これを力にすると同時に、団体の皆さんの運動と手を携えつつ、一層、論戦に磨きをかけて奮闘することを意思統一いたしました。

 そして、代表質問、各常任委員会での質疑、予算組み替え提案等を通じて、臨海部などのムダな開発をストップさせると同時に、同和行政は完全に終結させて、265万市民のくらし、福祉、教育を拡充すること、なかでも、敬老優待パスや上下水道料金の福祉措置の継続をはじめ、高すぎる国保料、介護保険料の引き下げ等を強く求めてきました。

 一方、市対連の皆さんも、二度にわたる市役所包囲デモを組織するなど、「経費削減の取り組み」に反対する運動を大いに盛りあげました。

 こういう中で、敬老優待パス等の見直しに反対する意見が、パブリックコメント中71%にも達するなど、制度の継続を求める声が圧倒的に強いこともあって、自民、公明も我が党同様、秋の議会での反対決議に引き続き、今回の見直し修正案にも反対を表明。改悪のためのシステム変更等の予算、計5億5千万円余を削除して、同額を福祉振興基金に積み立てる予算修正案(民主反対)を深夜の議会でみごと可決いたしました。

 これによって、敬老優待パスと上下水道料金福祉措置は、今まで通り継続されることになりました。まさに、大阪市会はじまって以来の快挙と言うべきもので、文字通り、市民の声と運動が議会を動かした訳です。

 私共、今回のこのような重要な成果に確信を深めつつ、更に、市民要求の実現をめざして、特に、今回据え置く事となった国保・介護保険料を払いやすいものにする等のために、引き続き奮闘する決意です。