title

 

河川の災害対策急げ

党大阪市議団 国に働きかけを

市に要望書

日本共産党大阪市会議員団は15日、大和川の治水対策を早急に完了するよう大阪市として国に働きかけることを求め、大阪市に要望書を提出しました。瀬戸一正、江川繁、寺戸月美、こはら孝志、小川陽太の各市会議員が参加しました。

2013年と2017年の台風で大和川が氾濫するおそれがあり、流域の大阪市住之江区、住吉区、東住吉区、平野区に避難勧告が発令され、昨年の台風21号では3千人以上が避難する事態となりました。

大阪市会議員団は、避難時に教室の鍵がなく避難者が廊下で過ごしたことなどを指摘し、避難所運営や災害時の職員体制の改善などを求めました。

大和川には、想定される最大水位よりも堤防のほうが低い箇所が住吉区遠里小野、東住吉区矢田7丁目など複数あり、市民に不安が広がっています。大和川は国が管理していることから、「国に対し、堤防を高くするなどの工事を早急に完了し、市民の安全・安心を確保するよう、大阪市として国に強く働きかけるべき」と要望しました。また、流域の自治体とも連携して国への働きかけを強めることも求めました。

(2018517日付しんぶん赤旗)


2018515

大阪市長 吉村 洋文 様

日本共産党大阪市会議員団

団長 瀬戸 一正 

大和川の治水対策についての要望

2013年9月の台風18号と201710月の台風21号で、大和川が大雨で増水し氾濫のおそれがあることから、2度にわたり大和川流域の4行政区(住之江区・住吉区・東住吉区・平野区)に避難勧告が発令されました。台風21号では、4行政区で避難所開設数66箇所、避難者数約3,670人となりました。

台風21号で大和川は、遠里小野水位観測所で氾濫注意水位5.0mを超える最高水位6.43mを記録し、堤防をつくる際に洪水に耐えられる最高水位として設定される計画高水位5.958mも超えました。また、柏原水位観測所では氾濫注意水位5.1mを超える最高水位5.78mを記録し、過去最高の水位となりました。

大和川の堤防は、計画高水流量の水位より低い箇所が複数個所あり、とりわけ右岸では住吉区遠里小野で計画高水流量水位8.814mに対して現堤防高7.16m、左岸では東住吉区矢田7丁目で同じく13.47mに対して現堤防高13.39mなどとなっており、大変に危険な状況であり、市民に不安の声がひろがっています。

よって、以下のことを要望いたします。

 

1.大阪市内にかかわる大和川の河道掘削や堤防強化等の治水対策を早急に完了するよう、大阪市として国に働きかけること。