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イージス艦、入港拒否を

党大阪市議団が市長に要請

 米海軍がイージス駆逐艦カーティス・ウィルバー(排水量8900トン)を25日から大阪港へ入港すると通告した問題で、日本共産党大阪市議団は18日、入港を許可しないよう求める要請書を橋下徹市長に提出しました。

 申し入れたのは、山中智子、小原孝志両党市議。市港湾局防災・施設担当部長らが応対しました。

 山中、小原両氏は「東アジア諸国に軍事的緊張を与えた日米韓合同軍事演習に参加した米艦船の入港は、平和の貿易港に対する許しがたい侵犯だ」と指摘。「大阪港は戦後、平和の商業港として営々と努力し発展してきた。その思いは1994年の市議会の『大阪港の平和利用決議』に結実している。入港する米艦船は核搭載能力を持ち、核を積んでいないという保障はない」と大阪港の使用をやめるよう迫りました。

 市側は「法律に基づいて拒否できない」「非核三原則堅持の立場と市議会の決議については説明している」と答えました。

(2013年10月20日付しんぶん赤旗)


2013年10月18日

大阪市長 橋下 徹 殿

日本共産党大阪市会議員団

団長 北山 良三

 

米艦船「CURTIS WILBUR(カーティス ウィルバー)」

の大阪港への入港を許可しないよう求める申し入れ

 今般、10月25日(金)〜10月28日(月)に米艦船カーティス ウィルバーが「乗組員の休息」を理由に入港を通知してきたとの連絡があった。

 この艦船は同月初旬から韓国南海域で行われた日米韓合同軍事演習に参加しており、東アジア諸国に軍事的緊張を与えていることは明らかである。さらに再三の米艦船の入港であり、軍事利用の既成事実を積み重ねることは平和の貿易港に対する許しがたい侵犯と言わなくてはならない。 

 今、横須賀基地を母港とするアメリカ第七艦隊では所属する空母の護衛のためミサイル防衛能力の高いイージス艦を多数配置しており、このカーティスウィルバーもその目的で配備されている艦船であって、核積載能力を有していると考えられる。たとえ米軍が巡航ミサイルトマホークの核弾頭を全て解体したと言っても核を積んでいないという保障は何らない。

 周知のように、大阪港は、先の大戦で壊滅的な打撃をこうむったのである。その痛苦の教訓の上に立って、戦後、何よりも平和の商業港として営々とした努力によって今日、発展をとげてきたものである。その平和の思いは、1994年11月の本市会の「大阪港の平和利用決議」に結実しているのである。

よって、以下の点を申し入れるものである。

1、米艦船CURTIS WILBUR(カーティス ウィルバー)の大阪港への入港を許可しないこと。 

2、米艦船や自衛艦の大阪港への入港拒否の態度を明確にすること。