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全常任委の直接傍聴を

党大阪市議団、議長に申入れ

 日本共産党大阪市議団は16日、大阪市議会の荒木幹男議長に対し、「議会運営の改善に関する申し入れ」を行いました。下田敏人幹事長、山中智子副幹事長が申し入れ書を手渡し、懇談しました。

 申し入れは、毎年6月の新議長や会派新幹事長など議会新体制のスタートにともなって、「議会改革」をさらに前にすすめるために行っているものです。これまでに、全常任委員会のモニターテレビ傍聴や特別委員会での人数制限付き直接傍聴、9、10月議会本会議での代表・一般質問の試行の実現など、市民に開かれた議会めざして前進させてきました。

 下田幹事長は、市議会の公開、請願権の保障、審議の充実など、さらに前進、改善させるための12項目にわたる提案を説明。とりわけ、「各常任委員会の直接傍聴は喫緊の課題」と強調し、開かれた議会を示すバロメーターともなるもので、「市民的要求は極めて高い」と指摘しました。

 また、すでに実施されているインターネット放映(同時録画)では、日本共産党の反対討論だけが削除されているなど恣意(しい)的な扱いがされているとのべ、公平に実施するよう強く求め、9、10月議会本会議の一般質問を本年から「試行」でなく制度化し、実施するよう要望しました。

(2010年7月18日付しんぶん赤旗)


荒木 幹男 議長 殿

2010年7月16日

日本共産党大阪市会議員団

幹事長 下田 敏人

 議会運営の改善に関する申し入れ

 

 日本共産党大阪市会議員団は、大阪市会をよりいっそう市民に開かれたものにするため、以下の提案をおこないます。議長におかれては、検討の上、是非とも前に進められるよう求めるものです。

 

1.市会の公開をさらにすすめるための改善をはかる

@ 本会議質疑の同時放映をおこなうなど、テレビ放送のいっそうの活用をはかる。

A  インターネットによる本会議・委員会の中継(同時録画)を完全実施する。

B 常任委員会の直接傍聴を実施する。

C 本会議場の傍聴定員が超過した場合、P1においてモニターテレビでの視聴ができるようにする。

D モニターテレビの設置場所の改善をはかる。

 

2.請願・陳情については市民の請願権を保障する立場で改善する

@ 請願・陳情者が趣旨説明をする場をつくる。

A 請願・陳情は、提出された議会の会期内で結論をだすことを原則とし、結論がでない場合は次回の議題とする。

B 閉会中に提出された請願・陳情については一ヶ月以内に常任委員会を開催して審議する。

C 予算関連及び意見書・決議に関する請願・陳情は「みなし採択」もしくは「みなし不採択」の取り扱いにする。

 

3.本会議・委員会審議の充実をはかる

@ 本会議での代表・一般質問を9月・10月議会でもおこなうようにする。

A 委員会審議は十分時間をとっておこなうようにする。

B 予算関連案件について、その内容によっては、個別に採決することも検討する。 

以上