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市民いじめストップ

共産党大阪市議団が懇談会

 日本共産党大阪市議団は16日、秋の議会に向けて、労働組合や市民団体との懇談会を市役所内で開きました。

 北山良三団長は.、橋下徹大阪市長がすすめる「大阪都」構想の具体化や市の事業、施設の廃止、統合案が次々と出されるなか、「市民の願いに大きく反し、矛盾をはらんでいるこの策動を、市民との共同ではね返していこう」と表明しました。

 山中智子幹事長が「大阪都」構想の特別区設置に向けた具体的制度設計案(パッケージ案)について報告。パッケージ案で府市統合効果を706億円と試算しているが、党市議団の試算では9億4000万円にすぎず、「府市再編による効果額」を水増しする一方で、特別区設置に伴うコストは低く見せているとし、「『都』構想ありきの市民いじめにストップをかけよう」と話しました。

 井上浩政調会長は「大型開発などムダ遣いをせず、市民目線で堅実な運営をすれば、市民サービス切り捨ての『市政改革プラン』をすすめなくても健全な財政運営は可能だ」とのべました。

 参加者からは、橋下市長が赤バスやバス路線を廃止し、高齢者など交通弱者が病院に行くにも不便になり、仕方なくタクシーを使ってしんどい目をしているとの訴えや、パッケージ案で医療・福祉がさらに切り捨てられるのかと切実な声や要望が相次ぎました。

(2013年10月17日付しんぶん赤旗)