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市議団の実績

無駄遣い 政策の問題

ニコ生・北山市議「都」構想批判

 インターネット動画サイト「ニコニコ動画」の番組「【どうなる大阪都構想】大阪市会議員による『大阪の今と未来』討論会」がこのほど、生放送されました。日本共産党の北山良三市議団長らが出演しました。

 橋下徹氏が再選された「出直し市長選」について北山氏は「必要なかっただけでなく大義もなかった」と指摘。「都」構想の制度設計を議論してきた法定協議会は確認されたスケジュール通りに進められていたにもかかわらず、議会への説得の努力もなしにいきなり辞職し「出直し選」を引き起こしたのは暴挙であり、予算議会直前の投げ出しは無責任だったと批判しました。公明、自民、民主系会派の各市議も「必要はなかった」と主張しました。

 「維新の会」の岡崎太市議は「都」構想実現へのスケジュールありきの姿勢に終始。これに対し、北山氏は、区割り案が出されてわずか半年でしかないうえ、橋下氏が批判しているかつてのハコモノ行政の無駄遮いの原因は統治機構にあるのではなく政策の間違いにあると指摘しました。

 他会派の市議も「財政シミュレーションはトリックだ」(民主系)などと述べました。
 住民投票についての視聴者からの質問に北山氏は、住民投票は法律でも規定されているが、いまの「都」構想案は住民サービスの低下がもたらされ、新たな問題を引き起こすものである以上、必要性がないと述べました。

 大阪の未来について他会派の市議は、観光集客都市(公明)や都市間連携と都市内分権(自民)などを主張。北山氏は、住民福祉の増進という自治体本来の役割を取り戻すとともに、大型公共事業から地域密着型の公共事業への切り替えなどで大阪経済を支える中小事業者を活性化させる道筋を示しました。

(2014年4月9日付しんぶん赤旗)