市議定数削減 大阪市が提案へ 
法廷数まで引き上げこそ
 日本共産党関根幹事長が談話
(しんぶん赤旗 2002年3月26日)
 3月29日の大阪市議会本会議で、市議会の定数を現在の90から1削減し、89にする条例が磯村市長から提案されます。生野区の定数を現在の6から5に削減し、来春の統一地方選挙から実施するというものです。
 大阪市議会では、1967年から1979年まで定数94でたたかわれ、1983年から92に、87年から90でたたかわれてきました。この間、議会制民主主義を守る立場から、わが党議員団は一貫して、地方自治法の規定にもとづき法定数(現在、大阪市は96)まで引き上げること、人口比による各選挙区の正当な定数を要求してきました。今回の提案は、法定数に近づけるどころか、削減するものであり、わが党は反対です。
 与党の中には、「大阪市は行革で職員5%削減を進めており、議会も削減が必要だ」などの意見もありますが、市民サービスにかかわる職員の数と市民の政治的権利にかかわる議員の数を同列に扱うのはすじちがいです。わが党議員団は、今後も市民が主人公の大阪市政の実現へ、全力をつくすものです。